vodafone は、通話料割引サービス「ボーダフォンハッピータイム」を6月末で終了し、7/1~、土・日・祝日のボーダフォン同士の通話料が5分超過後30分間無料となる新割引サービス「ボーダフォンハッピータイム2」を開始すると発表。
なんでもこの新サービス、適用される料金プランで 5 分間通話&課金されると、その後 30 分間はタダで、その後 30 分を超えるとまた通常の料金プランで課金されるってな代物らしい。しかし結局のところ期待されたテレビ電話はダメだし、そもそも 5 分以上電話するケースが少ないから実情に適さないなど、「実質的な値上げ」という批判も多いようだ。まあその声はもっともで、要するに赤字覚悟で実施したハッピータイムが思ったほど加入者増に繋がらなかったから、苦肉の値上げ策ってのは本当だろう。
それにしても最近の vodafone の動向は正に「迷走」という感じである。今回のサービス実質改悪に限ったことではなく、度重なる料金プランの内容変更や社名変更に伴うゴタゴタがあれこれ続く。また以前は正に携帯界の最先端を突っ走っていた端末も、現在店頭に並んでいる機種はハイエンドもエントリもどうにも今一つダサいものばかりで買い換えする気も失せる。写メールが出始めた時はあれほど飛ぶ鳥を落とすようだった勢いも今やすっかり消え失せ、ドコモに追いつくどころか今や au にも完全に後塵を拝する始末。まだ電話とメールが出来ればいいって言い切ってる(開き直りか)ツーカーの方がよっぽどマシにさえ思える。
こうなってしまった原因は、やはり G3 への移行でミスったことだろうか。これから本当に G3 に移行するのか、あるいはしばらく現行の PDC で行くのかユーザにはさっぱり分からなかったことに加え、一番のミスはムービーメールを実現するために導入した PDC パケットだろう。この頃から広告や CM で採り上げるのは、ムービーメールや新機種でしか受けられないサービスばかり。さらにはせっかく写メールで掴んだユーザが多くいるにもかかわらず、流行の高画質デジカメ機へと機種変更をさせる対象が全くないという状態が長く続いてしまった。vodafone はいったいどうしたいのか、そして我々ユーザは何を待てばいいのか、何の提示も夢も期待もなくなれば、そりゃあ誰だって見限りたくもなる。
ただ個人的には 東京デジタルフォン 時代からのユーザでもあるし、また NTT や KDDI と違って既存回線業者でないというところにチャレンジャーの気概を感じることもあって、なんとか頑張ってくれと応援する気持ちはあった。J-phone から vodafone に会社が変わり、是非ともここらで一発頑張ってほしい。ドコモに一泡ふかすのは無理としても、せめて au には負けないでくれ。ま、結果はご存じの通り。そんな願いも虚しく、終ぞ浮上することはなかったわけである。なんというか、さすがにもうダメダメか。
と言ってもキャリアを変えると電話番号が変更になって何かと面倒くさいし、せっかく今まで続けた長期契約割引もチャラになるから、そうそう安易に変えるのもなんだしなあ。どうしたもんですかね。
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