朝から快晴。先週ほどの厳しさは若干薄れたが、すっきりと晴れて放射冷却の影響もあるのか、凍みるような寒さ。天気予報によると、なんでも今週後半から暖かくなってくるらしい。素晴らしい。いい加減、寒いのにも飽きた。
そんな週明けの月曜日、本日は某企業と打ち合わせのため、伊豆まで日帰り出張である。なんの因果でこのクソ寒いのに、しかも眠い・怠いのトリプルパンチ☆に見舞われ中の月曜朝一で出張か。もう行く前から気力萎え萎えだが、サラリーマンたるもの、そうも言ってられんのだ。
まずは在来線で東京駅まで行き、そこから東海道新幹線に乗り換え。三島までは「こだま」を利用する。そういえば二年ほど前に京都に行ったときに「のぞみ」に乗ったが、「こだま」に乗るのは何年ぶりだろうか。結婚前に横浜の実家から都内に通勤していたときは、たまに遅刻しそうな時なぞに新横浜-東京間の新幹線通勤をしたものだったが。いやあれは良かった。普段、一時間以上かかるところを、わずか十五分たらずですっ飛ばしていくのである。あの快感たるやどうか。大人になるということは、金で時間を買うことだと、私はその時知ったのだった。
三島から今度は伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換えて伊豆半島を南下。西伊豆のこの辺りは散々訪れているが、いつも車ばかりだったからこの路線に乗るのは初めて。ちょっと鄙びた感じの単線電車が、いかにも地方の観光地を走る路線といった趣だ。そういえばこの路線の終着駅は温泉で有名な修善寺である。そこに至る沿線も、いかにも伊豆らしく温泉地だらけ。何が悲しくてこの雲一つない素晴らしく良い天気の下、温泉地へ向かう電車に乗って仕事をしに行かなけりゃならんのか。これもまた人生ですか。
某企業にて打ち合わせやら実験やらを行って、夜に行きと逆ルートを辿って帰還。帰りの新幹線の車窓から見上げた月と木星が、怖いくらい綺麗であった。
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