年末あたりからなんとなく無線ルータの調子が悪かったのだが、年が明けてからこっち、いよいよ動作が本格的に怪しくなってきた。最初はたまに接続が切れる程度だったものが、だんだん切断の頻度があがり、ついにここ一週間ほどはほとんど使い物にならないくらい繋がらなくなってしまった。症状的には無線も有線も同じで、すでに有線接続からの ping すらまともに通らない始末。ダメ元でメーカの web サイトから最新のファームウェアをダウンロードしてインストールしてみたり、有線 LAN 側の NIC を変えてみたりなど、一応考えられる対処療法は試してみたが、まったく埒が明かないのである。
このように、最初は発生頻度が少なかった不具合現象が時間が経つにつれて頻度が増し、ついにはにっちもさっちもいかなくなるという経過をたどる場合は、ハードウェアに問題があるケースの典型的な症状だ。今回の場合も、やはりなにかハードウェア的な故障・不具合の可能性が高いと思われる。まあ要するに、簡潔かつ端的にいえば「壊れた」ということである。
このルータを導入したのは確か二年前だったか。それから毎日二十四時間、ほぼ途切れることなく電源を入れっぱなし状態だった。こういう使用方法で真っ先にイカれる可能性があるのは電源系、それも電解コンデンサの類である。機器の動作環境、特に周囲温度(筐体内の温度)に大きく依存するが、一般的に電解コンデンサには寿命があり、長時間使い続けるといつか必ず天寿を全うする時がくる(コンデンサがイカれても機器の動作には影響がないように見える場合もある)。だが設計上の耐用年数的には、二年そこそこの動作時間であればたぶんじゅうぶん余裕があるはずだ。
はずなのだが、なかなか世の中思ったとおりにはいかないわけである。買った製品がハズレだった、あるいは落雷の影響で過大なストレスでもかかったか。しかしどうせ壊れるなら、なんで保証期間内に壊れませんかね。
と嘆いていても仕方がないので、土曜日に秋葉原の某店にて無線ルータを購入。買ったのは BUFFALO の WBR-G54/P。ともあれ、ようやくこれで元のネット環境が戻ってきた。
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