微妙に時期がずれてしまった気がするが、CfA がバレンタイン・デー用に選んだ話題の1つを紹介したい。
ケンタウルス座にある直径 4000km ほどの白色矮星 BPM 37093 の内部に、高温高圧で結晶化した炭素、すなわちダイヤモンドが埋まっていることが確認されたらしい。高温高圧の白色矮星の内部で炭素の塊が巨大なダイヤモンドに変化することは 40 年以上前から考えられていたそうだが、星がボクシングの「ゴング」のように振動していることを利用してダイヤモンドの存在を確認できるようになったのは最近のことだそうである。ちなみにこの星から地球までの距離は約50光年。文字通り手の届かないところにあるわけだ。
■宇宙からのバレンタインプレゼント:ばらの花束と巨大なダイヤモンド(アストロアーツ、2月14日)
■空のかなたに巨大ダイヤ 終末期の星の中、直径4千キロ(asahi.com サイエンス、2月19日)
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