昨日より、毎年恒例の夏の山行き。
今年は諸般の事情により横浜実家から現地近くまでは電車で移動である。新横浜より横浜線で八王子まで出て、そこから夏期特別列車「あずさ 55 号」で一路長野まで。長野の山まで電車で行くのも久しぶりだが、横浜線で八王子まで出るのも学生時代以来だろうか。かれこれ二十年ぶりぐらいか。
長野県某駅で車でやって来た連中と合流し、いざ山へ。山小屋に投宿して早速山頂へ登る。残念ながら天候は今一つだが、標高 2,000m に吹く風はどこまでも涼しい。しかし山で飲む水の、なんと美味いことか。
ふと看板を見ると、日本語の案内の下に中国語も表記されているのに驚く。こんなところにまで中国人がやって来るんですかね。
いつもは飯は自炊するのだが、今年は諸般の事情により賄い付き。晩ご飯は地元料理の桜鍋(馬肉鍋)。こちらではハレの日や人をもてなす時に出す料理だそうである。鍋といっても甘辛の割り下ですき焼き風にして喰う。馬肉は脂肪分が少ないのに大変コクがあって美味。
そして馬刺し。おろしショウガとニンニクと一緒にいただく。コリコリと適度に歯応えがありながらも舌でとろけるような食感が素晴らしい。
山頂から少し下ったところにある湿原。昔は単なる原生の野原だったような記憶があるが、最近は整備が進み、ハイキングコースとしても人気らしい。我々は T シャツに短パンでヘロヘロ歩いていたが、本格的に武装した筋金入りっぽいハイカーもあちこちで見かけた。
このあたりは高原植物の宝庫である。なにやら知らんが巨大なイモムシもいる。えー、苦手な方すいません。
日が照れば日中はそれなりに暑いが、山の上は八月の真夏でも今日のように曇りだったり夜間はかなり冷え込む。山小屋ではストーブも稼働中。
復路は車で横浜まで。お盆の帰省ラッシュに加え、高速 1,000 円の影響で相当渋滞することを覚悟したが、若干早めに出発したのが奏功したか小仏トンネル付近でせいぜい 10km ちょっとと、大した渋滞にもあわずに無事に帰還。 そういえば去年もそれほど渋滞しなかった記憶があるが、夏の休暇が分散化しつつあるのか、それとも不況で皆あまり出かけなくなったのか。
毎年このイベントが終わると、夏が終わったという気になる。そして今年の夏休みも残すところあと二日か。 楽しい時間は過ぎるのも早いものですなあ。
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