ということで、一日遅れですが新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今頃何を言っとるんだお前はという感じでしょうか。書いている本人も全く同意いたします。
という季節感皆無な日本人をよそに、こちら中国では新しい年が明けたわけである。中国で新年のお祝いと言えば爆竹と花火。一昨年、去年と比べると、なぜか今年の北京は火薬量が若干少なめな気がするものの、街のあちこちでバンバン花火が上がり、爆竹の炸裂音が派手に響く。そして新年にかかせない食べ物と言えば餃子だ。
日本で大晦日というと年越し蕎麦だが、中国(の北方地方)では大晦日には餃子を食べる習慣がある、というのはすでに有名な話か。ちょうど新年と旧年が交替する「子の刻」に合わせて、「更歳交子」(子の刻で年が変わるの意)という言葉の「交子」の発音が「餃子」と同じであることから、餃子を食べるようになったらしい。また、中国の昔の貨幣は、ある特定の形に鋳造した金や銀の「元宝」だった。餃子の形は銀の「元宝」の形と似ていることから、正月にたくさんの餃子を食べると来年たくさんお金を儲けることができると信じられてきたそうである。これに因んで餃子をゆでている時に破れた餃子があっても、「破了」(破れた)といわずに「掙了」(儲けた)と言うという。良くも悪くも「金」に異常なまでの執着を見せる中国人の特質を垣間見る気がして大変微笑ましい。
昨今は別の意味で注目を浴びている餃子だが、今年も我が家は餃子を作った。ちなみに全て手作りである。ネタで冷凍ものを買ってきて喰ってみるか、とも思ったが、新年早々病院送りになった日には洒落にならんしなあ。
春節休みもあと五日。自堕落な日々はもう少し続く。
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投稿情報: ハマダ | 2008年2 月11日 (月) 02:13