先日の水星の太陽面通過で素晴らしい映像を公開したばかりの太陽観測衛星「ひので」だが、今度は太陽の縁にある黒点の周囲から水素原子などが火柱のように噴き上がるダイナミックな姿の撮影に成功したとのこと。これほどまでに明瞭な動画撮影は世界初という。
今年 9 月に打ち上げられた「ひので」は、可視光、X線、紫外線の三つの望遠鏡を備え、可視光なら太陽表面の 140km 程度の構造を見分ける高い性能を持つ。公開された画像では、中央やや右寄りの黒点の周囲から火柱が数万 km 上空へ次々と爆発的に噴出している様子を見事にとらえている。また、地球の 3000 倍を超す強烈な磁場が表面に無数に存在する様子や、黒点付近でコロナが活発に動く姿も観測したとのこと。
まあ能書きはいいので、ともかくリンクページの動画をご覧いただきたい。今まで科学雑誌や NHK スペシャルなどでせいぜい絵か CG でしか表現するしかなかったものが、こうして実写として見ることが出来るようになったことに素直に感動した。いやすげえ。
どうでもいいが、この映像を見ていたら、宇宙戦艦ヤマトが波動砲でプロミネンスを吹き飛ばすシーンを思い出してしまった。あれはどこの場面だったか。
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