今日はシュリム・アップ(アンコール・ワットなどに近いカンボジア第二の街)から約 80km 離れたベンメリアという遺跡に向かった。車で一時間半ほどかけて訪れたその古代遺跡は、ジャングルの中にひっそりとあった。まだほとんど修復が行われていないそうで、崩れかけた外壁や回廊なども発見されたそのままの状態で保存されている。森に埋まり苔に覆われたかつての寺院の姿は、なんとも言えない趣がある。
その後さらに車で移動してバンテアイ・スレイへ。こちらは有名な「東洋のモナリザ」と呼ばれる美しい踊り子のレリーフがあるところ。しかしその肝心の「モナリザ」周辺が現在修復中のため、近づくことが出来なかったのが残念。遠目に小さくしか見えなかったが、それでもふくよかで艶めかしい造形はある種のオーラが漂っているのがわかる。
明日はいよいよアンコール・ワットとアンコール・トムへ。朝四時半に起きてアンコール・ワットから昇る朝日を見る予定だが、はたして天気はどうですかね。