ということで、本日は青島へ日帰り出張である。
朝五時に死ぬ気で起床し、会社上司のお宅の車にて北京空港へ。そのまま七時二十分発の中国東方航空にて一路青島へ。ちなみに北京から青島へは約一時間の空路。未だに今ひとつ中国国内の地理や距離感が掴めていないのだが、西方のウルムチあたりまでは五時間かかるそうで、それと比べると飛行機で一時間ぐらいだったらそれほど遠くもないという感じなんだろうか。
どうでもいいが、中国東方航空のキャビンアテンダントの皆様は揃いも揃ってみんな美人なのには驚く。まるで中国のファッション誌から飛び出してきたかと思うほどで、機内サービスで「お飲み物は何になさいますか?」とかにっこり話しかけられたら、いい年こいてドギマギしてしまいました。しかし中国東方航空には今回初めて乗ったが、ここのキャビンアテンダントはいつもこうなのか。ライバル航空会社の中国南方航空と中国国際航空は何度か乗ったことがあるけれど、ごくごく普通だったっすよ。たまたま「当たり」だったのか、それともこれがデフォルトなのか。それを確かめるべく、是非とももう一度乗ってみたい路線である。
青島に到着後、用意してくれた車で式典会場まで。空港から近いのかと思いきや、高速をぶっ飛ばしてなんだかんだで小一時間かかる。ところで青島と聞いて勝手にこぢんまりとした地方都市と想像したいたのだが、思いの外でかい街である。なにせ青島市中心部だけでも人口は 200 万人、周辺まで含んだ青島カウンティだと 700 万人以上を有する一大都市圏を形成しているらしい。今回私の訪れた郊外の経済特区には外資企業がバンバン入り、近年の経済発展にあわせてか、高速道路も良く整備されている。ちなみに青島は地理的な関係上、韓国企業の進出が盛んのようだ。聞くところによると、経済特区に進出している韓国資本の会社は約 200 社もあるそうな。対して日本資本は約 70 社。そういえば街中にもハングル文字をやたらと見かける。
いかにも中国の式典らしく礼砲と爆竹が弾ける中、記念式典は滞りなく終了し、近くのホテルに移動して宴会の開始。主賓の挨拶や祝辞が述べられた後は一気に宴会モードに突入していく。こちらは一応来賓ということでおとなしくチビチビ飲んでいると、どこからともなく中国方のホストがやって来て「乾杯!乾杯!」とやたらと酒を勧める。日曜日の昼間からガンガン飲む気にもなれず、だいたいいったん乾杯攻撃が始まると泥沼にはまるのがオチである。適当に少しずつ飲みつつ、できるだけ料理の方をいただくことにする。青島は海沿いの街だけに海産物が豊富で、出された魚介類はどれも新鮮で大変美味しい。アサリやハマグリなどの貝類は特に名産とのこと。確かにアサリの酒蒸し風の炒めものは美味かった。
帰りの飛行機が夕方の便だったので少し早めにおいとました。今朝方、空港から来るときは市街をぐるっと大回りする高速を使ったが、帰りは湾を横断するフェリーに乗って市街に入り、そこから空港へ向かうルートを取る。フェリーで海上に出ると潮風が気持ちいい。あいにく今日は曇り空で若干視界不良だったが、これが良く晴れた日だと湾をぐるりと見渡せてなかなか風光明媚だそうである。ちなみに湾の外海は黄海。思えば遠くへ来たものだ。
夕方五時過ぎの飛行機にて北京へ帰還。北京の街並みを見るとほっとした気になるのは、少しだけこの街になじんできたということだろうか。
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